東日本大震災

はじめに

被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。 被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。 愚民社会を考えるでは、広告収入で貯まった忍者ポイント全額(390円)を募金しました(画像1画像2)。

全体評価

何よりまず報道について。 正直地震発生直後は、これはマスコミの非常識な取材・報道が次々とネットで批判されることになるだろうと考えていた。 実際新潟県中越地震では、現地で食料を買い占めるマスコミがいた(「買い占め」は誇張だろうが)等、どこまで本当かは分からないが、現地でのマスコミの問題行動が次々とネットに書き込まれていたからだ。 加えて今はTwitterの時代だ、情報はすぐに拡散する。 ところが蓋を開けてみると、そういった書き込みは思ったより少なく、実際に見てこれは問題だろうと思った報道も少なかった。 寧ろ、今回買い占めと言えば、首都圏等被災地以外での買い占めが問題になった。 今回は地震発生直後のマスコミの失言が目立ったが、勿論こんな時に発するべき言葉でないのは確かだが、その意味を誤解して批判している人も見受けられる。 ただ、いくら少なかったといってマスコミ関係者は喜んではいけない。 こういう時は、「報道がどのくらい被災者の役に立ったか」とかが中心に論じられるのが本来の姿であり、真っ先にどれだけ被災者に迷惑を掛けたかが論じられるのは恥ずかしいことなのである。

それで、どのくらい被災者の為の報道をしたかと言うと、やはりNHK以外は基本的に被災地域以外に向けた報道という感じだった。 NHKですらそんなに被災者向けの報道は多くない。 Twitter等ネットでの情報配信は多かったが、誰でもネットが使える訳ではないのだから、やはりテレビでも報道すべきだ。 また、あまり報道されていないが、物資を運ぶ等の支援を行ったマスコミもあった。 マスコミがそれを強調しすぎると売名行為だと思われるかも知れないが、現状マスコミは傍観者的なイメージが強いので、(単なるパフォーマンスではなく熱心に支援を行うことで)マスコミはそのイメージの払拭に努力すべきだ。

続いてネットについて。 地震発生直後は、例によってつまらない失言に対する炎上事件が相次いだ。 こんな時でもお前等は血に飢えているのか。 流石は畜生。 しかし、今後ネットは重要な役目を背負うことになる。 ずばり、「東京電力の監視・批判」だ。 今回の件で東電のあまりにも酷すぎる体質が露見した。 不公平な計画停電(しかも強者優遇)、遅れる原発対応、そして金や天下りで政治家、マスコミ、学者、官僚を懐柔している。 日本の政策に影響力を持つ者がこれだけ取り込まれると、もはや東電に物を言えるのはネットしかない。 これ程ネットを応援したくなったのは初めてだ。

そして、東電同様今回最も許せないのが安易に「原発は必要」と言う強者連中だ。 現状原発なしにはやっていけないことくらい分かっている(将来的には火力、水力、新エネルギーで代替し、原発は廃止していかなければならないが)。 でも、原発が必要なら、責任を持って周辺住民を移転させなければならない。 勿論、その金は電気料金を値上げして出す。 原発が必要なら国民全員が負担するのは当たり前。 これに賛同出来ない人は、単なる身勝手であると断言する。 都市部在住なので近くに原発が来る心配もなく、交付金程度で原発の負担を地方に押し付けたまま、平然と「原発は必要」と言うから悪いのだ。

「原発反対なら対案を出せ」という都市部の愚民へ。 対案は上記の通りだ。 と言うか、地方に負担を押し付けて利益だけを享受しているお前等が対案を出せよ。 自分達が迷惑する心配がなければ何も考えないのかよ、酷すぎる話だ。 原発は一度事故が起こった時の損害、将来原子炉を解体する費用は兆単位になる。 全然低コストなんかではない。

NIMBY問題再考

NIMBY問題に関して、あまりにも馬鹿が多すぎるので、既存のコラムの焼き直しも含めて再考する。 まず、交付金が手に入るから良いではないかという人がかなり多い。 これはNIMBY施設にもよるが、少なくとも普天間基地とか原発のような、事故が起きると命に関わる施設では話は別。 命はいくら払っても買えないだろうが。 一体彼等は人間なのか怪しくなってきた。 交付金が入っていることである種の嫉妬をする人もいる。 NIMBY施設は都市と地方の対立を生み出すのである。

地方は「単なる金目当て」で原発を誘致したと思っている愚民も結構多い。 金目当てには間違いないが、財政が悪い為「仕方なく」誘致しているのである。 奴等が言っていることは、新聞奨学生に「奨学金がもらえるのだから文句を言うな」と言うようなもの。 仕方なくやったことは自由な選択とは言えない。 原発容認の都会人は何も考えていないということがよく分かる。 本当は、NIMBY施設なしで東京の税収を地方に分配しなければならない。 でも、これからは日本全体でも人口が減少するから、いくら地方に金をばらまいても延命治療にしかならない。 NIMBY施設を誘致しなければならないような自治体は、遅かれ早かれ成り立たなくなるだろう。 個人的には、これから人口は太平洋ベルトに徹底集中させて、後は大規模な農地にしたり、NIMBY施設をバンバン設置すれば良いのではないかと思う。 だから、「地方の人達も早く東京へおいで」と言おう。

後、NIMBYは自分勝手だと言う人がいるが、そんなことは分からない。 日本の全地域にNIMBY施設の計画を立てて、それぞれ住民の反応を調べて、それと比べて反対が強ければ「比較的」自分勝手と言えるかも知れないが、そんな調査は不可能だ。 学校で教科書を忘れて、貸さなかった隣の児童・生徒の評価も下げた教師がいたとする。 これはいけない。 そもそも親切をして当たり前と思うのが間違いなのだが、もし評価を下げるなら、運悪く隣にいた人だけでなく、全員に対して教科書を貸すかどうか試して、貸さなかった人全員の評価を下げなければならない。 それと同じ。 誰だって自分だけの不利益が嫌なのは当たり前だし、反対するのは正当な行為だ。 偶々運悪く周辺にNIMBY施設が来ることになった住民の反対だけを見て自分勝手と言う愚民。 いざ自分が同じ立場に立ったらどうせ同じことを言うのだろうが(これ自体は正しい)。 NIMBYが自分勝手かどうかはそのままでは他人と比べられないので、他人も同じ状況だったらどうかと想像しなければならないのだが、奴等はそれをせずに表面だけを見て自分勝手と言うから愚民なのである。

2011年7月20日 救世主かける様(http://gumin.xxxxxxxx.jp/)

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