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2ちゃんねる問題の現在

一般化する2ちゃんねる

データ転送量増加とかドメインの差し押さえとか、2ちゃんねる閉鎖の可能性は何度か言われたことがあったが、結局2ちゃんねるは閉鎖することなく、開設から11年以上経った今でも続いている。 2ちゃんねる問題の中身は今も昔も変わっていない。 主なものは誹謗・中傷が削除されずに祭り・炎上の拠点になっていることと、削除依頼の公開や裁判の無視だ。 そして、詭弁の塊である2ちゃんねる擁護論だが、こちらもやはり変わっていない。 これらの運営の姿勢を無視して、2ちゃんねる自体には方向性はないと主張するのが、典型的な2ちゃんねる擁護論だ。 変わったことと言えば、マスコミの不祥事が次々と2ちゃんねる利用者に暴かれて、「マスコミ監視に2ちゃんねるが必要」という主張が増えたことだ。 全くマスコミも脇が甘くて頼りないのだが、それが2ちゃんねる擁護論の質を悪くしている。 暴力団やカルトが震災で支援活動を行っても、誰も「良い所もあるではないか」なんて言わない。 それに、2ちゃんねるでできることは、別に2ちゃんねるでなくても、ネットのどこででもできることである。

最近は企業も諦めムードなのか、2ちゃんねるに対する訴訟のニュースはさっぱり聞かなくなった。 今年になって賠償金の回収に成功したというニュースがあったが、新規の訴訟は皆無である。 2ちゃんねるに対して訴訟を起こしても、賠償金を取ったり運営体制を改めさせたりできないどころか、却って2ちゃんねる利用者から誹謗・中傷に遭い、良いことが何一つないからだ。 代わって最近は、検索エンジンにおいて、不都合なページの順位を落とす工作をするというサービスも登場している。 つまり、2ちゃんねるの書き込みは削除されなくて当たり前、というのが前提になってしまったのだ。 そのような工作がどこまで有効なのか知らないが、どうにもならない2ちゃんねるを目の前に、金のある企業は何とかなるが、金がなくて正直に2ちゃんねるに削除依頼をする一般人は馬鹿を見るという最悪の結果になっている。

昔「2ちゃんねる問題はネット全体の問題」という馬鹿がいた。 皮肉にもそれは現在は本当になってしまっている。 しかしそれは、2ちゃんねる問題は元々ネット全体が抱えていた問題だった、ということではない。 逆に2ちゃんねるが一般化して、日本のネット全体が2ちゃんねる的な倫理観に染まってしまったということだ。 カルトじみた2ちゃんねる批判のページはあっても(創価学会電磁波攻撃説を言うサイトのようなものか)、まともなページはなかなか見つからないし、ウィキペディアの「2ちゃんねる」の記事に書かれている2ちゃんねる問題も、例の擁護論をかなり挟まれてしまっている。

2ちゃんねるに媚びる有名人

有名人の中には2ちゃんねる利用者を自称したり、2ちゃんねる用語を使ったりする者がいる。 代表的なのは中川翔子だ。 彼女は2ちゃんねる用語を基にした単語をテレビで喋っている。 仮にそれらが他人を馬鹿にする意味の単語でなくても、2ちゃんねる発の単語を使うと2ちゃんねる被害者がどう思うか、彼女は考えようとしない。 もっと酷い例はすぎやまこういちだ。 彼は2ちゃんねる利用者のみならずネット右翼でもあり、アサヒるという言葉が電脳空間で使われている、という発言をあるシンポジウムでしたこともある。 ご存知の通り彼は人気ゲームであるドラゴンクエストシリーズの音楽を担当しており、それのファンからは神のように崇められている。 彼に影響されてしまうファンが出て来るかも知れない。

政治家の中にも2ちゃんねる利用者を自称する者がいる。 麻生太郎が2ちゃんねる、ネチズンに媚びているのはご存知の通りだが、鳩山由紀夫も2ちゃんねる利用者だったと言われている。 日本の首相が2代続けて2ちゃんねる利用者とは世も末だ。 どちらも馬鹿な政治家であり、周囲に「2ちゃんねる利用者だと言うとネチズンに受ける」などと言われてやったのだろう。 2ちゃんねるの実態を確認せず、受けると言われたことをホイホイとやっているようでは政治家失格だ。 或いは、もし本当に2ちゃんねるを日常的に利用していたのなら、政治家どころか人間として問題だということになる。

一方で保守的な大手マスコミは、2ちゃんねるをはじめネットからは距離を置いている。 保守的なのはどちらかと言えばあまり良いことではないのだが、あまりにもネットが悪すぎて、今回ばかりは保守的で良かったと言わざるを得ない。 最も上のメディアを大手マスコミ、最も下のメディアを個人ブログとすると、下に行く程2ちゃんねる寄りの記事が多くなる。 下に行く程タブーが少なく、良い方向にも悪い方向にも可能性が広がるのだが、現状ではそれが悪い方向にばかり使われている。 その可能性を理由に2ちゃんねるを擁護する愚民がいるが、全くの机上の空論である。 それゆえ、最も自由度の低い大手マスコミが最もマシという、マスコミ嫌いなネチズンにとっては皮肉な結果になっている。 メディア問題を突き詰めると、回り回って「ネットこそ最悪のマスゴミ」という結論に達する。 結局、誰でも情報を発信できる立場に立つと過ぎたことをしてしまう、という事実を認めるしかないのだ。

少ない2ちゃんねる批判

一方で、2ちゃんねる批判をして、例によって炎上した有名人もいる。 2008年、RAG FAIRというバンドのメンバーが、2ちゃんねるとそれに媚びる麻生を批判して炎上が起きた。 このネットの時代に、芸能人という立場の人が、暴力団やカルト並の2ちゃんねるを批判したということは、2ちゃんねるの現状を見て、これは何としても言わなければならないと思ったに違いない。 その勇気に喝采を送りたい。 これに対して2ちゃんねる利用者は「売名行為だ」などと、批判されている問題とは無関係なことで誹謗・中傷をするなど、全く人間の屑と言う他ない。

しかしこういった例は少なく、2ちゃんねる批判をする人の多くは、頭の固そうな学者だったり、マスコミや人権団体だったりする。 すなわち、最初から「最近の若い者は……」と思ってネットを見ている人や、普段は圧力で押しているから、多少それが自分に降り掛かってきても大丈夫な団体だ。 逆に言うと、若者の多くは2ちゃんねるに汚染されているのかも知れない、普通の団体に属する人は怖くて2ちゃんねる批判ができないのかも知れない、ということだ。 これは非常に良くない。 放っておくと新たなタブーになってしまう。 マスコミも2ちゃんねるには震え上がっているのだろうが、マスコミは2ちゃんねるが新たなタブーになることを食い止められるだろうか。 当サイトがこうして2ちゃんねる批判を繰り返しているのも、ネットを含めた社会での2ちゃんねる批判の少なさに危機感を抱いているからだ。

2ちゃんねるの青少年に対する悪影響は計り知れない。 もし2ちゃんねる批判をしなくても大丈夫だと思っているのなら、それは若者の現状に対する認識不足だ。 メディア・リテラシー教育もまだまだマスコミの情報に対してばかり、と言うかまともな大人ですら最近ようやくこの問題に気付き始めたばかりだ。 それどころかネット対マスコミという話題では、寧ろネットの功績の方が注目されることが多い。 今まで「若者」と書いてきたが、最初にも述べたように既に2ちゃんねるは11年以上続いており、昔からの世代は既に40代に到達しているだろう。 このまま日本社会はどうなってしまうのか心配でならない。

ある程度ネットをしている若者はかなりの確率で2ちゃんねる利用者だと思った方が良い。 今の若者は未成年のうちから、いきなり2ちゃんねるを前に、詭弁を見抜く能力と倫理観を試されるのだ。 西村博之が大学の学園祭に招かれたこともある。 それは暴力団やカルトのトップを招いているようなものだということを、学生は分かっているのだろうか。 日常生活に忙しくてネットに毒されてない若者を見るとほっとしてしまうが、そんな彼等も一度ネットにはまるとどうなるか分からないから、そのままでいて欲しいと思う訳にはいかない。 ネットを知らない人にも、今のネットが如何に無法地帯かを知って貰わなければならない。

親や先生はこの現状をもっと認識しなければならない。 学者やジャーナリストは安易にネットを持ち上げてはいけない。 マスコミはもっと2ちゃんねる批判をしなければならない。 警察や検察は早く西村を逮捕しなければならない。 そして政治家は、ネット上における問題のあるページの削除や発信者情報の開示を円滑にできる仕組みを作り、賠償金逃れを防ぐ法整備をしなければならない。 西村は、少なくとも表向きには2ちゃんねるの管理者を辞めたことにして、このまま2ちゃんねる問題から逃げるつもりである。 日本社会は西村をのさばらせてはいけないし、西村と関わりのある一部のIT企業も批判されなければならない。

2010年7月10日 救世主かける様(http://gumin.xxxxxxxx.jp/)

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