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崖の上のポニョはいけない

手を出してはいけないもの

私は、スタジオジブリの作品は好きである。 アニメの中では、珍しく高等文化を目指しているからだ。 だから、いつもジブリというブランドで押している、とか言うつもりはない。 それだけの観客動員数に相応しい内容だからだ(全部実力だ、とまで言えば嘘になるだろうが)。 「天空の城ラピュタ」に関してはムスカの台詞がネット上で受けてしまっているが、当時はネットなんてなかったから愚民の受けを狙って作られたものではない(但し、今同じものを作れば問題だろう)。 ただ、今回ばかりはちょっと手を出してはいけない要素に手を出してしまったかな、という所である。

もう既に何を言いたいのかお分かりだと思うが、主題歌のことだ。 崖の上のポニョの主題歌は、俗に「電波ソング」と呼ばれるものだ。 これが愚民の受けを狙って作られたものかは微妙な所だ。 まあ愚民を狙ってはいないと思うが、それでも故意に「頭から離れないような歌詞」という電波ソングの効果を利用しようとしたのは間違いない。 今までの作品でこんな類の主題歌はなかったような気がする。 どうして今回は電波ソングなんかに手を出してしまったのだろうか。

更にまずいのは、その主題歌を子供に歌わせてしまったことだ。 流石にこれは禁じ手だ。 ぶっちゃけ子供の声なんて、クラスに1人か2人くらいは彼女と同じくらいの声質の子供がいる。 彼女はこれで巨額のギャラを得た上に、今後暫くは多数のテレビ番組から引っ張りだこでガバガバ大儲けだ。 全くろくなことになっていない。 恐らく今年のユーキャン新語・流行語大賞のトップテンは確実で、おまけに今年の紅白歌合戦に出るという予想まである。 全く今年の紅白は早くも期待出来そうにない。

こんなことを言うと、主題歌だけで評価するな、内容で評価せよ、と言われるかも知れない。 しかし今回の作品は内容よりも主題歌で押した。 だから今回は評価するにあたって主題歌が重要なファクターになる。 そもそも、主題歌で押すこと自体が間違いだ。 映画は内容が最重要で、主題歌なんてどうでも良い。 だから、内容で堂々と勝負するなら、わざわざ主題歌を電波ソングなんかにする必要はない。 主題歌を電波ソングにするということは、中身がないのをそれで誤魔化している可能性がある。

勿論、内容はまともかも知れない。 腐ってもジブリだから、内容がないのを主題歌で押すなんて馬鹿なことはしないだろう。 実際、私はこの映画を観ていない(観に行く暇もない)。 ジブリはまともな内容の映画で、まともな人間に評価されてきた。 数少ない高等文化を目指したアニメなのだから、電波ソングに手を出すなどという愚かなことはして欲しくなかった。 ディズニーが電波ソングなんかを使ったら世界がひっくり返るだろう。 私は、ジブリをディズニーと並ぶくらいの存在に認めているということなのだ。 だから、今回の作品の件は誠に残念な限りでなのである。

2008年11月11日 救世主かける様(http://gumin.xxxxxxxx.jp/)

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