動画投稿サイトの問題

テレビ番組の違法アップロード

多数のテレビ番組が動画投稿サイトに違法アップロードされている。 これはアップロードする側は勿論のこと、ダウンロードする側も含めて徹底した取り締まりを行えば良いだけの話なのだが、実はそう一筋縄ではいかない事情があるようだ。

日本全国どこにいても見たい番組が見られる訳ではない。 三大都市圏以外では、視聴出来るアニメが極めて少ない地域が多い。 その為、地方に住んでいる人が見たいアニメを見るには、違法アップロードに頼らざるを得ないことがある。 だから取り締まりをするくらいなら地域格差をなくせ、という主張がある。 アップロードをする者は(正しい意味での)確信犯でやっていることもあり、彼等が神扱いされる理由は、単にいつでも無料でアニメが見られるようにしてくれるからというだけではないのだ。

相手は確信犯だから単に「違法だ」と言って片付けてはいられない所だが、そもそも色んな番組を見たければ、都市部へ出て来れば良いのだ。 よく考えもせずに地方で就職するなり結婚するなりして、そこで住むことを自分で選んだのだから自己責任だ。 わざわざ山奥に住んで「ここにもスーパーやコンビニを出店せよ」と言っても相手にされない。 山奥に住むからには不便を覚悟しなければならない。 同じように、地方に住むからには不便を覚悟しなければならないのだ。 日本全国に遍く同じサービスを提供するのにも限界がある。

それでは貴方が高校生で地方に生まれてしまったという場合はどうか。 答は簡単だ。 親に怒れ。 親を憎め。 親を恨め。 親は「地域格差は対策をしない国が悪い」と正論を言うだろう。 しかし、いくら正論を言った所でどうにもならない。 やはり親は悪いのだ。 そもそも地方なんて、テレビ局も少なければコンサートもなかなか来ない。 そんな所に住むなんて余程文化に疎い人間ということだ。

都市部の大学に下宿でもして一刻も早く地方から脱出して、そのまま都市部で就職しよう。 そして、身を以てこの問題を知った貴方は、都市部に元から住んでいるそんなことも知らない人達にこの問題を教えてあげて欲しい。 逆に地方に住むことを決めてしまった人は子供を作ってはいけない。

盗撮の問題

肖像権の問題で最も難しいのが、公共の場所での人物の撮影だ。 他人の家の庭で遊んでいる子供は不可、祭で神輿を担いでいる人は可等というのははっきりしていても、公共の場所での人物というのはどうだろうか。 公共の場所だから構わないのだろうか。

時々放送される高級クラブの実態を取材した番組を思い出して欲しい。 客には全てモザイクが掛けられている。 言うまでもなく、客は政治家や財界人ばかりだから、顔が分かるとまずいからだ。 それでは一般庶民ならば構わないのだろうか。 一般庶民でも偶然写り込んだ所を知人に見られたくないことはある。 やはり公共の場所であっても、顔が分かる距離での人物の撮影は不可にしなければならないのだ。 マスコミも要人だけを隠すのではなく、雑踏を撮影する時でも映像を不鮮明にするなどして顔が分からないようにしなければならない。

と、公共の場所であっても人物の撮影は駄目とした所で本題に入るが、動画投稿サイトには、街頭等で他人を盗撮した動画がアップロードされていることがある。 特に電車の中や駅構内で騒いだりする者を盗撮したものが多い。 悪いことに問題視するコメントの殆どは「気付かれるとまずい」というもので、人物を撮影してはいけない、というコメントが付くことは少ない。 犯行の瞬間を撮影して警察にでも提出するというのなら問題はないのだが、元々彼等にはそんなつもりなんてない。 JR西日本の運転士が停車中にイラストロジックをしていた所を撮影された、という話があったが、このケースでは会社に連絡したから良かったが、もしそれをせずに撮影した写真をアップロードして叩くだけだったら駄目となる。

写真家にとって、肖像権は常に考えておかなければならない問題だ。 被写体となった人物の許可を得ているのか疑わしいスナップ写真が新聞に投稿されていることがある。 新聞に投稿するような人は限られているが、これがインターネットの登場によって誰でも気軽に自分が撮影した写真を不特定多数の人に見せることが出来るようになってしまった。 インターネットに写真をアップロードする人誰もが意識しなければならない問題だ。

動画投稿サイトの運営側はこのような動画をきちんと削除しなければならないし、このような盗撮行為をする愚民を処罰する法律も必要かも知れない。 当たり前だが、動画でなくても人物を盗撮してブログ等にアップロードするのも同じだ。 おちおちと街を歩けない時代になってしまった。

2008年10月21日 救世主かける様(http://gumin.xxxxxxxx.jp/)

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